
産業の衰退、災害、戦争など、様々な事情により人々が手放していったた建物は世界各地に無数に存在する。栄枯盛衰を物語るように、人間の息が感じられる、かつて活気のあったその場所は、風化されながら経年を刻むだけとなった。
これら26のゴーストタウンは、一部取り壊され、風化したものの、現在も廃墟空間を見ることができるスポットなのだそうだ。
ソース: freaky ghost towns you can visit | Matador Network
1.知られざる良質廃墟、米アラバマ州ゴーストタウン
商業や運輸システムの衰退と共に栄光も消え、創りだされたアラバマ州にあるゴーストタウン

2.米モンタナ州ビーバーヘッド郡、地金鉱山バナック
バナックという名は地元インディアン部族に付けられた。モンタナの地金鉱山バナックは、1862年に創業し、最後の住民は100年以上前にこの地を去った。

3.米カリフォルニア州ラドローのゴーストタウン
カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡のモハーベ砂漠にあるゴーストタウン。1883年にアトランティック・パシフィック鉄道の水補給所として始まり、その後鉱山が発見されたことから賑わい、1906年から1940年にかけてはトノパ・タイドウォーター鉄道がひかれ、ホウ砂などが生産された。1940年代になり生産は落ち込み、1970年代に町がバイパスされた後、ゴーストタウン化した。

4.カナダ、サスカチュワン州ダンキン
ダンキンは、20世紀に連合穀物によって建設された初期の小麦エレベーターがある場所であった。産業が衰退するにつれ、この施設だけが残った。

5.米カリフォルニア州、チェマング鉱山
チェマング鉱山は20世紀の初期から1938年まで稼働していた。6~7の建物が当時のまま現存しており、未だに周辺にはいくつかの鉱山が見られる。

6.イタリア モンテファルコ
1376年、モンテベルデ伯爵は外国人傭兵の軍隊の助けを借りてフェルモの支配権を得た。彼の暴君ぶりに嫌気がさしたフェルモの住民らは3年後暴動を起こし、伯爵は1000人の兵士らを連れてこの地を去った。

7.米カリフォルニア州 ボディ
カリフォルニア州東部、シエラネバダ山脈の東麓にかつて位置していた都市。19世紀後半のゴールドラッシュで栄え、全盛期には10,000人近い人口を抱えた。しかし20世紀に入ると金が掘り尽くされ、また大火の影響もあって町は急速に衰え、1942年に閉鎖。再開することはなかった。やがて人の住まないゴーストタウンと化した。


8.米コロラド州、ギルマン鉱山
コロラド州にある廃鉱山町、ギルマンは、1886年に亜鉛鉱山の街として始まったが、1984年に地域の水に有高レベルの毒物質が大量に含まれているとの調査結果を受け、境保護機関に立ち退き命令を出され、ゴーストタウン化した。

9.米アリゾナ州、ゴールドフィールド鉱山
アリゾナ州アパッチ・ジャンクションにあるゴーストタウン。1890年台には鉱山町として栄え、三つの酒場、宿場、商店、鍛冶屋、醸造所や学校などがあったが、資源の枯渇に伴い衰退、1926年に閉鎖した。現在はゴーストタウンとして観光地化している。

10.米アラスカ州、ケネコット銅山
アラスカ州バルディーズ - コルドバ国勢統計区にあるケネコット社の銅鉱山跡。1900年の夏、アラスカにいた二人の探鉱者により発見された。1916年に採掘のピークを迎え、資源が枯渇し、1938年7月に閉山した。

11.ウクライナ、プリピャチ
1986年に起きたチェルノブイリ原子力発電所事故によって住民が避難したため現在は無人となっている。

12.カナダ、オンタリオ州 バラクラバ
1855年、林業・製材業の町として始まり、1860年代には、鍛冶屋、ホテルもできた。水力製材所は1959年まで稼働していたが、木材の枯渇により衰退した。依然少数の住民が暮らしており、完全なゴーストタウンではない。

13.ドイツ、ベルリン オリンピック村
ベルリン郊外ブランデンブルク州ウスターマークにあるオリンピック村はナチス政権下の1934~1936年の間に建てられた。ここでヒトラーによるオリンピックゲームが開催された。1992年に最後にまで残っていたロシア兵が去り、廃墟化した。

14.ナミビア ナミブ砂漠 コールマンスコップ
ナミビアの南方にあるゴーストタウン。港町リューデリッツから2,3km内陸部にあるかつてのダイアモンド鉱山の街。1908年、ダイアモンドが発見されてから発展し、かつては、ドイツ領南西アフリカの一部であったことから、村はドイツ風の外見を持ち、病院、ダンス場、発電所、学校、ボウリング場、劇場、そして体育館、カジノ、製氷工場、そして南西アフリカでは最初の物性研究所もあった。リュデリッツへの鉄道線もあった。ダイアモンドの生産量の減少により、1956年に放棄されたが、一部復旧。今では観光ツアーの人気の目的地になっている

15.米アリゾナ州、クロライド銀山跡
アリゾナ州モハーヴェ郡にある銀山跡。1840年台に銀、金、鉛、亜鉛、ターコイズなどの鉱脈が発見され、1870年代に発展。アリゾナ・ユタ鉄道が1899年8月16日に開通。ピーク時には約5000名の人口を擁した。その後町は衰退し、1917年には人口は約2000人に減少、1944年にはほぼゴーストタウンとなっていた。1960年台、アーティストのロイ・パーセルが壁画を制作したことから、カウンターカルチャーの注目を集める。

16.米インディアナ州 シルバーバイル
街が衰退し、そのまま廃墟となった地帯。放棄されたままの状態の商店や家が立ち並ぶ。

17.米テキサス州、ホットスプリングス
テキサス州にある現ビッグベンド国立公園にあった温泉リゾート地。J.O. ラングフォード氏によりマラリア治療のため1909年から開発された。全米各国から、様々な病を治そうと、温泉の効能を求める人たちのためのサービス施設だった。山賊被害が相次ぎ衰退していった。現在アメリカの国家歴史登録財に指定されている。

18.中国 大涌鎮
広東省 中山市 大涌鎮にある廃墟ビル。都市計画の為、大涌鎮に住む6万人が撤去させられ廃墟となった。

19.米ワイオミング州 ショシーニ
イオミング州フレモント郡にある町。ルート20とルート26の交差点に位置し、鉄道と鉱山の町として設立された。原子力発電所も建設されたが、1980年代、チェルノブイリの事故を受け衰退していった。現在も649名の居住者がおり、ゴーストタウンではないが、古い町並みが保存されている。

20.米カリフォルニア州、ソルトン湖沿岸の町、ノースショア
1900年、カリフォルニア開発会社はコロラド川の水を乾いたソルトン湖に流す感慨水路を建設した。これらの水路は農民に穀物を与え、一時土地を豊かにしたが、長くは続かなかった。ソルトン湖の塩分が増大し汚染が進んだことから、廃墟化した。

21.イタリア、クラーコ
紀元前からある古い町。中世には3000人が暮らし、近世でも2000人がいたそうだが、20世紀中頃に頻繁に起こった地震、地滑りによる地質的な問題により町が居住に適さなくなり、1963年に1800人あまりの人々が離村した。

22.米オクラホマ州、ピッチャー鉱山
オクラホマ州北東部にあるピッチャーは、銅や亜鉛の鉱山に囲まれ、かつては鉱物資源取引の重要な拠点であったが、970年代には総ての鉱山が閉山し、更に長年にわたって堆積されてきた鉱山毒が問題となり、過疎化が進んだ。1996年にピッチャーの子供たちの34%が鉛に汚染されていることが分かり、後に強制立ち退きが執行されることになった。2008年には竜巻による被害で、残っていた住民らもどんどん去っていき、009年9月に町の自治体は活動を停止した。2011年の段階では、立ち退きを拒否している6家族のみが居住している。

23.モザンビーク、サイサイ(Xai-Xai)郊外
モザンビーク共和国南部ガザ州の州都、サイサイ郊外では2000年、リンポポ川の洪水が直撃し、ほとんどの建物が3メートルほど沈んだ。復興を図ったもののそのほとんどの住民は戻ってこなかった。

24.米カリフォルニア州、ドロウビレッジ
カリフォルニア州アラメダ郡フリーモントのステーション島にあるゴーストタウン。ドロウブリッジとは跳ね橋のことで、1876年にサウス・パシフィック・コースト鉄道によって作られた。1880年代には、90ほどの建物があったそうだが、橋が撤去された後、多くの住民らがこの地を離れた。一部残っていた住民らは、この地がゴーストタウンとなり家財が放置されているとの噂により、強盗、強奪による被害が相次ぎ、1979年、最後の住民がこの地をさり、完全なゴーストタウンとなった。

25.ポルトガル アレンケル郊外
一つの大きな工場を中心に人が住み始めたが、工場の閉鎖と共に人々は去って行った。

26.フランス、ル・アーヴル郊外
ル・アーヴルはノルマンディーの戦いの際、一度ドイツに支配され町である。当時ヨーロッパで最大の劇場があり、活気に満ち溢れていたが、第二次世界大戦中、空襲により5000人もの人が殺され、12000近くの家が壊された。

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