2013年2月11日月曜日

死海に関する10のトリビア


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 アラビア半島北西部に位置し、西側にイスラエル、東側をヨルダンに接する死海は塩湖として知られている。塩分が高いので、体がぷっかり浮くということぐらいは知っているかと思うが、他にもユニークな事実が隠されている。海外サイトにて、死海に関する10のミニ知識が紹介されていた。



ソース:10 Things You Didn’t Know About the Dead Sea 


1.死海は地球で最も標高の低い場所にある。


湖面の海抜は、現在マイナス423mと、地表で最も低い場所にある
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2.世界で最も深い塩湖である。


水深平均 377 m、一番深い場所で433 mと、塩湖の中では世界で一番深い。
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3.世界で最も塩分濃度が高い湖である。


海水の塩分濃度が約3%であるのに対し、死海の湖水は約30%の濃度を有する世界で最も塩分濃度の高い湖である。死海の水1リットルあたりの塩分量は230gから270gで、湖底では428gもある。
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4.どんなにがんばっても沈まない


濃い塩分濃度のため、湖水の比重が大きくなり、結果、浮力も大きいので、人が死海に入って沈むことは極めて困難である。
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5.魚類が生息していない。


海水の約8.6倍の塩分濃度の為、湧水の発生する1か所を除き魚類は生息していない。死海という名称の由来もここにある。ただし、緑藻類のドナリエラ (Dunaliella salina) や古細菌類の高度好塩菌の生息は確認されている。
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6.死海は最長67kmの長さで、幅は最大18kmある。


死海の水源は唯一ヨルダン川である。
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7.死海には治癒力がある


 死海地域は、健康に関する研究や治療の場となっている。この非常に深い湖では水に含まれるミネラル分が多く、大気中の花粉やアレルゲンの含有量が極端に低い。また、太陽光線からの紫外線も少ない為、様々な健康効果があるという。その為毎年何百万もの人々が、病気療養や保養を目的に世界中から死海地域を訪れるという。
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死海は古代イスラエルのダビデ王の隠れ家だった


 死海は、聖書時代(紀元前1000年頃)、古代イスラエルのダビデ王がサウル王から逃げ隠れた場所であり、世界初の保養地となった。また、エジプトのミイラ用香油、肥料用炭酸カリ等など、変化に富む品物の供給地でもあり続けた。クレオパトラが化粧品を作らせたとされる工場跡地は、現在でも残されており、死海の塩や泥を使用して数多くの化粧品生産を行ったという記録もある。
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9.死海は天然のアスファルトを噴出する


死海の深部の浸出域では、断続的に黒い物質でできた小さな砂利やブロックが吐き出される。遺跡からもアスファルトに覆われた小型の像や新石器時代の頭蓋骨が発掘されている。エジプト人のミイラ作りの工程では死海地域から輸入したアスファルトを使ったそうだ。
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死海地域には世界一低い道路がある


ハイウェイ90は、イスラエルとヨルダン川西岸に沿った道で、海抜よりも393m低地にある。
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